文化庁の助成金事業に採択されました

一般社団法人メノキは芸術のバリアフリー化を目指して活動を進めておりますが、この度、メノキを中心団体とする「視覚障害者と晴眼者のための共生芸術活動環境創造プロジェクト実行委員会」による文化庁への「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業の申請」が採択されました。

今回の事業では、群馬大学共同教育学部他と連携して見えない人、見えにくい人、見える人、すべての人がアートを楽しむための環境づくりを支える人材育成を目的にした「インクルーシブアートコーディネーター養成講座」開設を目指します。

同講座は、障害者とともに芸術鑑賞を行うスキルを身に付けた人材を育てようとするもので、群馬大学共同教育学部の教員、障害者芸術の専門研究者、三輪途道メノキ代表ら視覚に障害を持つ人などによる講義の他、美術館などでの研修を行います。講座履修を終了した人には、将来的に専門のコーディネーターとしての認定資格が授与されることを目指しています。

令和5年度はその前段階となる「インクルーシブアートコーディネーター研究会」を立ち上げます。インクルーシブアートコーディネーター養成講座」開設に向けた研究会を数回行い、今後の課題点などを探ります。このほか、中之条ビエンナーレ、群馬県立館林美術館の企画展への参加など、幅広い活動を展開します。

メノキは、さまざまな背景を持つ人々が国籍、性別、障害の有無によって排除されずに共生していくことを目指すインクルーシブ社会の実現に一歩でも近づけるように努力していく所存です。これからも皆さまのご支援ご協力、よろしくお願いいたします

「視覚障害者と晴眼者のための共生芸術活動環境創造プロジェクト実行委員会」のメンバーは次の通りです。

群馬大学共同教育学部、株式会社ヤマト、朝日印刷工業株式会社、株式会社ジンズ、中之条ビエンナーレ、アーツ前橋、富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館、一般社団法人メノキ

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