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メノキクラブ会員募集
2021年秋、視力を失った彫刻家・三輪途道(みわ・みちよ)を核に、一般社団法人メノキは誕生しました。見えなくなっても彫刻家であり続ける三輪の、「見えなくなったからこそ見えてきたものを社会に還元したい」という強い思いからスタートした活動は、視覚障がい者とアートをつなぐ美術関連事業と書籍を通じてメノキの文化を発信していく出版事業(メノキ書房)の2つを柱にしています。
2022年度は、地元企業、大学、美術館や団体などと連携して立ち上げた「視覚障がい者と晴眼者のための共生芸術活動環境創造プロジェクト実行委員会」の中核事業者として、10~12月にかけて前橋市の(株)ヤマト本社ギャラリーで、「ミルコト ミエナイコト サワルコト すべての人の感じる彫刻展」を開催しました。
2023年度は、国際現代芸術祭・中之条ビエンナーレ、群馬県立館林美術館で「触れる彫刻展」への参加を予定しています。出版事業としては、三輪途道と谷川俊太郎さんとのコラボ詩画集の発行を予定しています。メノキ書房では書店などの流通も視野に入れた自費出版(エッセイ、自叙伝、歌集、句集、写真集など)の制作のほか、文章作りの手助け、リライト作業などの相談もお受けします。
一社メノキは、三輪という視力を失ったアーティストの目線を基盤に活動を展開する独自の存在です。視覚障がい者と晴眼者の交流を軸に、障がいの有無にかかわらず誰でもが美術鑑賞や制作を楽しめる、そんな社会を実現するための一助になりたいと考えています。
メノキの「メ」は目であり、芽でもあります。「キ」は木。木の芽を吹かせ、心の目を育てあげていきます。私たちの活動に賛同し、継続的にご支援をいただきたく、皆様のご協力をお願いいたします。
2023年4月吉日
一般社団法人メノキ
三輪途道
福西敏宏
立木寛子
富澤隆夫
寺澤 徹