2025年/メノキクラブ会員募集とご寄付のお願い

彫刻家の三輪途道が視覚を失ったことがきっかけで一般社団法人メノキは、2021 年 11 月に誕生しました。見えなくなっても彫刻家であり続ける三輪の、 「見えなくなったからこそ見えてきたものを社会に還元したい」という強い思いからスタートした活動は、それから3年半、障害者を取り巻く壁を取り払い、誰でもがアートとつながれる場や環境づくりを目指して歩んでまいりました。

2022 年 11 月から 12 月にかけて、(株)ヤマト本社ギャラリーにおいて「見えない人、見えにくい人、見える人 すべての人の – 感じる彫刻展を開催しました。

2023 年度は視覚障害者のアテンドと対話型の作品鑑賞を支える人材養成講座(6.17 ~ 12.18 全 8 回)を群馬大学と連携して行ったほか、国際現代芸術祭・中之条ビエンナーレ、群馬県立館林美術館の企画展「ヒューマンビーイング藤野天光、北村西望から三輪途道のさわれる彫刻まで」に参加。いずれも触察(手指の触覚で物事を感じとり詳しくその状態を明らかにすること)を意識した、視覚だけに頼らない独自の催しとなりました。

2024 年度は(株)ジンズ地域共生事業部とともに取り組んだ福祉共生版の「みんなとつながる上毛かるた(触って楽しむかるた)」が完成、教育現場でインクルーシブ教育(障害の有無にかかわらず共に学ぶこと)の教材として使われ始めました。また、障害を持つ人がいつでも美術館で作品鑑賞できるよう支援するサポーター(インクルーシブアートコーディネーター)の養成をめざした群馬インクルーシブアート研究会で全 6 回の講演会(5.25 ~ 11.2)を開催しました。さらに、一社メノキの所属する群馬インクルーシブアート環境創造プロジェクト実行委員会として、アーツ前橋主催の「はじまりの感覚」や(株)ヤマト本社ギャラリーで「樹々のこえ・森のカタチ」「ふれるほとけ展」((株)ヤマトと共催)、ノイエス朝日での「みつめて・手にして・ほほえんで」(ノイエス朝日主催)、さらに群馬県社会福祉総合センターで「表現とわたしたち-群馬県障害者芸術文化活動支援センターこ・ふぁんのこれまでと新たにアート活動に取り組み始めた事業所等」(こ・ふぁん/群馬県主催)に参加しました。触れて楽しむ作品展示や障害者による完成度の高い作品の展示・販売を行う展覧会であり、インクルーシブアート研究会に参加した人たちのボランティア養成あるいはアテンド体験の場としての役割を果たしました。

そして、2025 年度は日本財団の助成によりユニバーサル講演会を開催し、群馬県立近代美術館、アーツ前橋、群馬県障害者芸術文化活動支援センターこ・ふぁんの主催事業とともに、「ぐんまインクルーシブアート研究会」を運営していきます。また、盲学校と聾学校と健常者の子どもたちが一緒に集い遊び、作品を作り上げるワークショップと合わせて展覧会を開催する予定です。また、触察の研究も継続していきます。

メノキの「メ」は目であり、芽でもあります。「キ」は木。木の芽を吹かせ、心の目を育て上げていきます。私たちの活動にご理解いただき、賛同の輪を広げていけるよう継続的なご支援をいただきたく、皆さまのご参加をお待ちしております。

2025 年 6 月吉日 一般社団法人メノキ 代表理事 三輪 途道

副代表理事 福西 敏宏

立木 寛子

理 事 富澤 隆夫

監 事 寺澤 徹

〇 個人コース
 一口1,000円より 何口でもお申し込み可能です 例)1,000円 x 3口 = 3,000円


〇 企業・団体コース
 一口10,000円より 何口でもお申込み可能です

☆ 入会して下さった方にはお礼状とポストカード3枚をお送りします。
☆ 今後のメノキの活動をメール、郵便にてお知らせします。
☆ 個人コースに3口以上お申し込みの方と企業・団体コースにお申し込みの方には来年1月に三輪途道のカレンダーをお送りします。


お申し込みをされた方には、郵便振替用紙をお送りしますので、ご入金をお願いします。
会員の有効期限は年度末(2026年3月末)となります。

○フォームから申し込まれる方

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    個人コース企業・団体コース

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